砂漠の街ジャイサルメールとインド疲れ! ひとりぼっちインディア07
これまでの話
ついに迎える30歳の誕生日、なにか思い出に残るようなことがしたいと思い「30歳を迎える瞬間に砂漠で満天の星空を見ながら野宿」をすることにした。デリーからパキスタンの国境近くの砂漠地帯までやって、1日遅れで満天の星を見ながら野宿に成功
前回の話
旅の目的
1日目
おはようございます。砂漠の夜明けです。
今日もしっかり夜明け前に目が覚めて朝日の写真をとりました。朝日や夕日なんて私の住んでるバンコクでだって、もちろん日本でだって見れるのに旅行先だとなんでこんなにサンライズやサンセットにこだわるんだろう。
日頃からもっと朝日と夕日に思い入れろ。
砂漠の朝日とってもきれいでした。
起きたら寝床は砂まみれだった。
しばらくするとラナが朝食を作ってくれた。
これが朝ごはん。
朝ごはんを食べてたら昨日晩御飯を食べた時にいたおじさんがやってきて一緒にごはんを食べた。
「そうだ、キミ昨日咳きこんでたよね?もう大丈夫?」
「え?大丈夫だけどなんで知ってるの?・・・あ!もしかして、昨日様子見に来てくれたのおじさんだったの?」
「そうだよ。キミの咳遠くまで響いてたよ!」
「ごめん、心配してくれてありがとう。暗かったから誰だか分からなかったんだよ」
昨日私が強盗かと思ったのはこの人だったらしい。めちゃめちゃ身内だった。笑
さて朝ごはんを食べたらクーリーの村に向かって移動します。ラナがその辺をフラフラしてるラクダを捕まえてきて、おじさんもどこからともなくラクダに乗って走って戻ってきた。そうしたら後ろからものすごいスピードで一回り小さいラクダが追いかけてきて、何事か!?と思っていたんだけど、どうもおじさんの乗っているラクダの子供らしかった。
かわいいっ!!おっぱい飲んでる!!
お母さんのお出かけを見て寂しくなってついてきちゃったらしい。
かわいすぎ!!
またラクダにまたがって村を目指していく。
どうも私達が野宿していたのは村の直ぐそばだったみたいで30分ほどで村についた。
1日ぶりのクーリー村なんかすごく久しぶりな感じがする(といってももともと1日しか滞在していないけど)。
アルジュンゲストハウスに到着!部屋のシャワーを貸してもらえるのでシャワーを浴びます。
昨日砂漠で野宿で寝てるでしょ?シャワー浴びると恐ろしい量の砂が出てきました。
もちろん水シャワーだけどすっきりさっぱり。
部屋を出るとプジャカワが英語の勉強をしていて、昨日がうそみたいに私に全く興味を持ってくれず真面目に英語の勉強をしている。横からちゃちゃ入れるとうざそうにされたので私はサントスと遊ぶことにした。
サントスは今日もめげずにチョコレートっていうんだけど、昨日あのまま砂漠に出てそこから直でここに戻っているんだからチョコレートなんてあるわけ無いだろ。
とはいえ、アメでもあったらあげようと思ってカバンをあけると、2Lのコーラを発見。
昨日砂漠に運んでもらったコーラ2Lをまだ開けずに戻ってきてしまったことを思い出して、ラクダ使いの少年にチップ代わりにあげることにした。(あれ?サントス・・・)
「ねえ、君コーラ好き??これ開けてないからもしコーラ好きだったら飲んでよ!昨日のキャメルサファリすごく楽しかったよ!ありがとう!」
「え?いいの!?ありがとう!お父さん、ムービンがコーラくれたよ!サントスも一緒に飲もう!あ、でも冷やしてからのほうが良いかな!あとでもらうね!」
もうね!この少年ほんといい子なんだよね!ちゃんとお礼が言えるし、もらったことをパパに報告してたし、妹にも分けてあげてるし。
それから間もなくしてバスがやってくる時間になった。もう一日くらいこの村でぼんやりするのもいいかなって思ったけど、スペイン人のラウラとホセがさあ、ジャイサルメールにかえろうかって声をかけてくれたので、私も一緒に帰ることにした。
一昨日の晩アルジュンゲストハウスについて書かれてるWEBサイト見せてよ!って言ってきたジートゥ。僕への返信来た?って聞いてきたけど残念ながら来なかった。たぶんメール見てないんだろうな・・・ かわりにここに16歳のジートゥを載せておこう。そして私がまた会いに行こう!またきてね!と、見送ってくれた。
バス停には私達以外にもたくさんのひとが待っていた。コンクリートのブロックに腰をかけていたおじさんが、よって場所をあけてくれ3人でそこに座って待った。
バスはすぐにやってきた。なんと、車掌がここへ来るとき載ったバスと同じ人(私に友達紹介してって言ってきた人)だった。
「あ!日本人じゃん!おかえり~待ってろよ。席あけてやるからな!おい、お前席をあけてやれ」
といって最前列に座っていた小学生くらいの女の子を立たせた。
タイでは子供に席を譲らないと非国民みたいな顔をされるけど、インドでは1番最初に立たされるのは子供。子供も無理やりたたされて、あとから来た外国人に席を譲らされてかわいそうだなって思ったから、私は立ってても大丈夫だよ!ありがとうっていうと、いやいやどうぞどうぞ!問題ない。さあ!座れ!と立たされた子以外の周りの人がいっせいににこやかに言うのでお言葉に甘えることにした。ごめん!小学生!!
で、隣に座ったおばちゃんが結構フランクに話しかけてくる人で(ラジャスタン語で)、ジェスチャーで色々話しをした。不思議なことに案外通じる。
途中で車掌がお金回収しにきて私がお金を出すと、それで一緒に払ってと言われなぜかおばさんとその子供のお金を払うことになる。立替的なことかなと思ってとりあえず出したけど、お金返してくれる気配はなく、まあバス代なんてしれてるので良いんだけどなんでやねん!って感じだった。
水あるからこれを飲みなよ!と声をかけてくれた。なんでもしてあげるし、なんでもしてもらう垣根のない人なのかもしれない。
満杯なのに封がきれててたぶん井戸水なので、これを飲むと腹壊すっておもってにこやかにことわった。私もあるから大丈夫だよって。
で、あらそう?っておばちゃんが水を飲んでそれをそのまま足元に吐き出した。
え?うがい?車内で?地面に荷物とか置いてあるのに?マジで?と思ってぎょっとしてインドすげえなって思っていたら、立たされた小学生の女の子もおばさんを見てぎょっとしてたのでたぶんこれがインドではないはず。
インド人特有のギョロッとした目をさらに見開いて子供ドン引き・・・
おばちゃん、ワイルドすぎワロタ・・・
で、私の腕輪をあげるわっておばちゃんの腕についてる腕輪をひとつくれようとしたんだけど、私の手がでかくて通らずジャイサルメールについたら買ってやるから!って謎の約束をした。ジャイサルメールからクーリー村に向かう途中にブレスレットあげるって言われて、そのあと友達!店を見ていけって言われる勧誘のためのプレゼントを経験していたので、これもその一種なのかなと変に勘ぐってしまいこのおばちゃんがいい人なのかどうか分からない。うーん、いい人なのか、どうなのか。でもただのいい人ってパターン結構あるしな。だとしたら断るのもなんか悪いし。
そう考えていたら、ジャイサルメールについたらしくて、ラウラ達が降りるよ!って声をかけてくれたので私もさっと降りておばちゃんバイバイ!って手を降った。おばちゃんは腕輪買ってあげるから待ちなとか言ってるっぽかったけど、めんどくさいので満面の笑みで分からないふりをした。
バス停からゲストハウスの集まる城内はちょっと距離がある。
ラウラ「ムービン、今日泊まるゲストハウス決まってるの?」
私「いや、まだ決めてない。パラダイスって所に泊まってたんだけどそこ600でシャワー外だからもっと条件のいいところ探したいんだよね。」
ラウラ「私達のところ350で部屋にシャワーついてたからオススメだよ!部屋もまあまあ」
私「いいねえ!そこ紹介してよ!」
ホセ「もちろんだよ!ムービン。リキシャ乗る?それとも歩く?どっちがいい?」
私「どっちでもいいよ!歩くの好きだし、リキシャも好き」
ラウラ「だったら歩いていかない?この近くにガディサール湖っていう有名な場所があるんだけど、そこが結構キレイでよかったよ。もしまだ行ってなかったらついでによるといいとおもう!」
私「いいね!私そこまだ行ってないから連れて行ってよ!」
ラウラ「OK!ではいきましょう!」
それで連れて行ってもらったガディサール湖。めちゃキレイ!
来ているのはインド人ばかりでちょっとしたおみやげなんかも売っている。あとはボートに乗れたり、馬車(ラクダ車)に乗れたり。
湖によってそこから再び歩いて城内を目指すんだけど、私のビーチサンダル、昨日砂漠で壊れてしまって、20m歩くごとに鼻緒が抜けてしまうのでゆっくり歩いてもらった。←おとなしくリキシャにのればよかったかもしれない
ビーチサンダル売ってたらほしいなって思ったけどビーチサンダル案外見当たらないもので、結局買えず。
ゆっくりとゲストハウスに到着。
テンプルビューというゲストハウス。部屋も広いし、トイレもシャワーも部屋の中だし、これは350ならなかなかgoodなプライス!
即決!
ラウラとホセは夜まで部屋を借りて夜行列車で南部の街に移動するらしい。
私はチェックインをして屋上にあるルーフトップレストランに行った。
テンプルビューという名前の通りテンプルをビューすることができる。
このお寺たしか有名なお寺で入場料がいくらかかかるらしい。
で、レストランにいたゲストハウスの兄ちゃんが、ここから見ればタダだし、中に入ってもたいしたものないからここでゆっくりしていけばいいよって声をかけてメニューを渡してくれた。
私はチョウメンていう焼きそばとホットジンジャーといういかにものどに良さそうなお茶を注文した。
兄ちゃんがさっと作って持ってきてくれて、それを食べている私の前に腰掛けた。
しばらくその兄ちゃんと世間話をした。
この街はあまり日本人はこないとか、中国人はよくくるとか、友達が日本で働いているとか。
ご飯を食べ終わってこれからどうするかを考えた。
今日は昨日砂漠野宿だったこともあって、ゆっくり過ごすことにする。
街をブラブラしながら必要なものを揃えよう。それだ!
必要なものは、シャンプーとコンディショナー、それからビーチサンダル、咳止めの薬。
とりあえずこれくらいそろえばいいかな。
シャンプーとコンディショナーは城内でも見かけたのでたぶんすぐに買えると思う。ただ、サンダルと薬はな~まだ見かけていない。
レストランの兄ちゃんにどこで買えるか聞いてみる。
「ねえ!欲しいものがあるんだけど、どこに行ったら買えるか教えて。喉の薬とサンダル。ほら見てビーチサンダル昨日砂漠で壊れちゃった。履ければなんでも良いんだけど、どこかこの近くに売ってるところない?」
「薬は城の外側の通りをまっすぐ行っただいたいこのあたりにあるよ。薬屋さんで道路に面してカウンター出てるからたぶん分かると思う。ビーチサンダルか・・・このあたりでは見ないかな。たぶんどこかにはあると思うんだけど・・・そうだ!オレのビーチサンダルあげるよ!ちょっとまってて」
「え!いや!それは・・・」
そう言い残して下に降りていって、すぐにまた屋上にもどってきた。
「これなんかどう?履ける?それかスリッパみたいなやつもあるけどどっちがいい??あとサンダルじゃなくて靴もあるけど、靴だとサイズがちょっとむずかしいかな」
「え、ホントにもらっていいの??あるくの大変だからすごく助かるけど、困らない?」
「ああ、いいよ!全然!他にもあるし、必要だったら時間がある時にまた買うから」
「いくら払えばいい??」
「いや、いいよ。これはあげる。俺の使い古しだし。」
「いや、でも・・・」
「いいって!いいって!また、暇な時にここで世間話しよう!」
なんや、こいつ。イケメンか!
そういうわけで、私は無事にビーチサンダルをゲットしたのでした。
兄ちゃんにお礼を言って、薬探しの旅に出る。
城外か、城外ねぇ・・・
実はクーリー村に向かう時に城の門のところでお土産屋さんからブレスレットもらってて、次通るときは店を見ていってね!絶対に!と言われたからあんまり門通りたくないんだよね。インド人人見つけるの得意だし、絶対バレる。
そんなこと言ってるともう500m先まで響き渡る咳が止まらないので、渋々と出かけることにした。門の近くまで行き遠くからお土産屋を見ていると、そのおばさんは今不在のよう。
今がチャンスだ!!!なんで、こんなにコソコソと移動しないといけないんだ・・・
ここを曲がると城の門のお土産広場・・・心の準備はできた!いざ!!
競歩で土産物屋を見ないようにしてすごいスピードで通り過ぎる。よし、抜け出すの成功!!
地図を見ながら薬屋に行った。すぐに分かった。
薬とか元値が高そうだしいったいどのくらいボラれるんだろうって思ったんだけど、すごく安くてしかもパッケージに書いてあるとおりの値段で売ってくれた。インド人優しい!!みんなボッてくるんだと思ってたのに←
買ったのは咳止めのシロップ。眠くなるから気をつけろと言われた。
大丈夫、今仕事ないんで。
これで一応目標達成。ラッシーやさんを探しながら街を散策。
インドはマジで犬がいっぱい。
犬好きは一度はいくべし!
通行人に教えてもらったラッシー屋さんでラッシー休憩!
地元の人たちのグループが何組かいて、私も席についた。
やっぱラッシーはどこで飲んでも美味しい。
しばらく休憩し、もう一周グルっと回ってそろそろゲストハウスに帰ることにする。
さて城内に潜入せねば。きっとまだおみやげやさんはいるはずだ。
見つかりませんように・・・
門に向かっていると、おじさんに声をかけられた。
「やあ、どこいくの?バイクタクシー必要ない?」
「うん、大丈夫。ゲストハウスに戻るから」
「まだ日が暮れてないのに?もったいないよ。せっかくなら夕日を見てからにしたほうがいいんじゃない?いい夕日スポットあるよ」
夕日!それはちょっと見ておかないといけないきがした。
「だったらさ、バダ・バーグまで行ける?いくら?」
なぜ突然バダ・バーグという名前が出てきたかと言うとインド旅行を画策している時に見た195mm Burstというブログでそこに行ったと書いてあったのを思い出したから。王様のお墓とその周りに無数の風力発電がまわっていて、そのむこうに沈む夕日。195mm Burstさん(なんの面識もないのに突然名前をあげてごめんなさい)のインド旅行記写真も文章も最高にステキなのでもしお時間あればぜひとも見ていただきたいんだけど、それで強烈に印象に残っていた。
なんかかなり安めな値段で行ってくれるらしく(値段忘れたけどかなり良心的だった気がする)、往復で?と聞くともちろん往復だよと。
「じゃあ、おねがいしようかな」
「さあ、乗って」
それで始まるおっちゃんとのバダ・バーグの旅。
城から30分くらいかかったと思う。道と原っぱ。時々風力発電。このあたりは本当に風車が多い。
結構遠かった。
バダ・バーグ
遺跡の手前で入場料を払って、遺跡に入る。
おっちゃんいい人で私ほったらかしてそのへんで待ってたらいいのに、ほら、こっちがキレイだよとか、私の写真を撮りながら一緒にまわってくれた。
風力発電の向こう側に沈んでいく夕日を眺めながめる。
空がグラデーションになっていて本当にキレイだった。古い王の墓と風力発電ていう古いものと新しいものがいっしょくたになっている感じもよかった。
さて、日も沈んだし。帰ろうか。
バイクに乗ってジャイサルメールの城に向かって引き返す。、
「もしも君が行きたかったら、この近くにすごいパワーが溢れる場所があるんだけど、君はそこに行きたい?」
「近いの?」
「うん、近いよ。」
なんかよくわからないけど寺ではないけど、おじさんが信仰しているなにかしらのものがこの近くにあるらしい。
「じゃあ、近いんだったら寄ってもらおうかな」
「OKじゃあよっていこう。僕の好きな場所なんだ」
とおもむろにUターンして街とは逆の方へ進み始めた。
え?方向逆なん!?まあいいか。
しかし、すぐ近いがなかなか到着する気配がない。
そうしている間に沈んだ夕日の余韻がのこってうっすらと明るかった空がどんどん暗くなっていた。
「ねえ、もう結構進んできたけどまだ?もっと遠い?」
「ああ、もうちょっとだよ。」
やばい、昨日の今日であれだけどこれまた丸腰の女がどんどん街から外れている危険な場面なのではなかろうか。
過去から何も学ばない浦島ムービン30歳。
これ、ホントになにかしらの信仰の対象があるんだろうか。
それともホントは目的地なんてないのかもしれない・・・
もう、これは引き返せない・・・
そうやって人気のない真っ暗な周り畑ばかりの道を走ること十数分。
「ついたよ!もうすっかり真っ暗だね。ささ、入って入って。」
ヒンドゥー教?の寺のような小さな建物に到着した。
人の姿は見えないけど、ろうそくの炎が灯っているし、人の気配はある。よかった!ちゃんと目的地あったよ!!
おっちゃんがここで口をすすいで、とか参拝?の仕方やどんないわれがあるかを説明しながらあるいてまわった。
途中建物からお供えを運ぶおじさんが出てきて、たぶんここに常駐している人みたいだった。
人もいる!OK!!
小さな建物なので、あっという間に見終わって、建物から出た。
「こっちが雰囲気いいんだ。ついてきて!」
と言われたのが建物の裏で、小川が流れているようで大木がはえていて、たぶん明るかったら雰囲気良さそうだけど、ちょっとあったばかりのおじさんと2人でいてもざわざわするだけだ!
「天気がいいときはね、ここにみんなで集まってごはんを食べたりするんだ。川も流れてるだろ?すごくいいんだよ。さあ、行こうか。」
そして今度こそバイクに乗ってジャイサルメールに戻る。
たぶん、純粋に自分のすきな場所に連れてきてくれただけっぽい。
なんや、ただのいい人か。よかった!!ほんとうによかった!!
やっと街の中心まで戻ってきた。
「ちょっとビールでも飲んで帰ろうよ。寄ってもいい?」
寄るのはいいけど飲酒・・・インド・・・うーん・・・
「うん、いいよ」
それで、ライトアップされたジャイサルメール城が一望できるすごく見晴らしのいいレストランに行った。門もすぐ近く。
「君が注文すると外国人料金になるから、僕が注文するね。何飲む?なんか食べる?」
「えっと、じゃあビールで」
それからおっちゃんと世間話をした。
明日デリーに帰る事をいうと、もう一日のばしなよ。そうすれば僕も一緒にデリーに行くよって本とかウソかよくわからないことを言って、適当にかわしながらゲストハウスに戻ることにした。
ビール代はおじさんが払ってくれた。
「じゃあおっちゃん、これ今日のバイタクの代金なんだけど」
「いや、いいよ。僕も楽しかったし」
「え?いやいや、本当にそういうわけにはいかないよ!これ受け取って!」
最初の言い値の2倍のお金を渡して別れた。
そもそも言い値がめちゃくちゃ安かったし、ビールもおごってもらったので。
おっちゃんすごくいい人だったけど、愛が重い・・・笑
おっちゃんと別れ、城内に戻った。もうすっかりお土産屋も撤収したあとだったので堂々と潜入。
小さな商店でシャンプーとコンディショナーのセットになったやつを買って帰った。
ゆっくり過ごすつもりだったのに、今日もガッツリと遊んでしまった。
明日こそはゆっくりと過ごそう。
7日目終了。