シロちゃんが死んだ
こんな事をブログに書くのもどうなのだろうとちょっと自分でも思うんですが、猫を飼い始めてTwitterなどで色々な方から猫に関するアドバイスを頂き、たくさんコメントも頂いていたのでこちらでご報告させていただこうと思います。
2018年11月22日朝9時、シロちゃんが死にました。
私はもう1年くらいシロちゃんと暮らしている感覚でしたが、私がシロちゃんと暮らし始めてまだ3ヶ月半ほどしか経っていないとさっき気がつきました。
シロちゃんはもともとクロントムにいた野良猫で、8月5日に放っておくと今日明日中に死んでしまいそうだったのを保護して病院に連れていきそれから一緒に暮らしていました。
シロちゃんは猫白血病(felv)にかかっていました。
猫白血病は猫から猫へうつる病気で、免疫力の強い大人の猫であれば一度猫白血病にかかっても猫白血病が治ることもあるそうですが、シロちゃんのような子猫では治る確率は低く、猫白血病ウイルスを一定期間内に自力で追い出せなかったら、もう治ることはないようです。
私はシロちゃんを生まれたばかりの頃からずっと見ていて、兄弟の中でも特に体の弱い、常に体調の悪そうな猫だったので猫白血病が完治するのは難しいかもしれないなと思っていました。もちろん治ってくれることは祈ってはいたけど。
猫白血病の猫は免疫力が他の猫に比べて低くなってしまい、別の病気にもかかりやすくなってしまいます。猫白血病にかかって3年以内に死んでしまう猫も多いようで、きっと5年や10年生きられる猫ではないだろうと思っていましたが、一度死にかけたシロちゃんはここからがロスタイム。たとえ2年や3年だったとしても私が大切に育てようと思っていました。
保護してから1週間色々な病院をまわって2度の輸血をしてもらい、なんとか命をつないだシロちゃんは、どんどん元気でおてんばになっていきました。
どうやってそんな高いところ登ったんだ!!っていうような場所に登ったり、家中を走り回って遊んでいて本当に元気に暮らしていました。
ですが2週間ほど前から寝ていることが多くなり、ご飯もどんどん食べる量が少なくなっていきました。
熱が出ていたのでこれが原因だろうと解熱剤を打ってもらって1度は元気を取り戻しましたが、前よりももっと状態が悪くなりました。
FIPはどこの猫にもいるようなウイルスが突然変異を起こしてなる病気だそうで、かかってしまうと絶対に完治しないそうです。また10日ほどで亡くなってしまうことが多いそうで、シロちゃんも1日毎にどんどん弱っていきました。猫白血病で免疫力が低下しているのでそれもFIPにかかってしまった要因の1つだろうと言われました。
最後は神経が麻痺してしまったようでまっすぐ立っていられずぐるぐると揺れる、ご飯が食べられない、肺に問題があるようで呼吸が困難など、本当に見ているのが辛かったです。
3ヶ月前に輸血してもらった病院にまた入院させてもらって治療をしてもらっていましたが、
「もうここから回復していくことはないしこの病院は夜は誰もいなくなってしまうからシロちゃんの最後にあなたが立ち会えないかもしれない。家に連れて帰る?」
と言われ、私も誰もいないところでシロちゃんが一人死んでしまうのはあんまりだと思って連れて帰ることにしました。
シロちゃんと私はただシロちゃんが死ぬときを何もせずに待つことになりました。
家に連れて帰って丸1日経った日の夜、呼吸困難でずっと苦しそうで、見ていられなくなり、かかりつけの病院に連絡すると先生にどこか近くの病院で酸素をあげるように言われました。
病院を何軒かまわりましたが、夜も私がつきっきりでいられるところはなく、私はシロちゃんをおいて翌朝また来ることになりました。本当はずっとついていてあげたくて家に連れて帰ったけど、もうこの呼吸の状態がいつまでも続くのはかわいそうで、明日まで生きているかもわからないけど、少しでも楽にしてあげたいと思いそうすることにしました。
翌朝9時病院に行って酸素室のシロちゃんを見るともう呼吸はしていないようでした。
先生が急いで聴診器をあて微かに鼓動がつづいているので蘇生しますか?と心臓マッサージをはじめましたが、もうやめてもらうことにしました。
やっとしんどいのが終わるのに、またこっちに引きずり戻すのがかわいそうだったからです。
最後、シロちゃんが私がいることがわかっていたかどうかは分かりませんが、シロちゃんは私の腕の中で亡くなりました。
まさか、こんなに短期間でこんなに大きな病気に二回もかかるなんて、本当に不運だなと思います。
もしかしたら3ヶ月前に助けなかったほうが穏やかに死ねていたのではないかと思ってしまいました。
私は猫が大好きでしたが、シロちゃんを飼い始めてもっと猫が好きになりました。
本当にシロちゃんが私になついてくれていたのが分かったし、私もシロちゃんが大好きでした。
でも、別れが辛すぎる。
本当に別れが辛すぎる。
どうせ保護するんだったらもっと早くに保護してあげればよかったという後悔ばかりです。
早く保護していれば猫白血病にもかからなかったかもしれないし、そうしたらFIPにもならなかったかもしれないし、少なくとももっと長生きできただろうから。
もしまた生まれ変わっても私のところに来てくれたらいいなと思いながら、私はシロちゃんとお別れをしました。
クロントムの野良ネコ定点観測記録2018年8月1週目【土曜日のネコたちへ】
毎週土曜と言っていながら日曜だったり平日だったり、週に2回行ったり間隔がバラバラのこの観察記録。
今週は土曜の昼にハードに動き回って、1回家に戻ったらもう2度と家から出られないテンションになってしまって、結局日曜にやってきました。
ネコスポットに入って一番最初に見つけたのがミケちゃん。
隠れてることが多いから最初にミケちゃんを見つけるのはなかなかのレアパターン。
おお!ミケちゃん元気!?と、手をのばすと、
うわっなになに!?て顔をしたけど、
しばらく間をあけてなでたら今度はおとなしく頭を差し出してきた。
この子は通りすがりの知らない人にはビビるけど、
大丈夫なひとだなって分かるととことん甘えてくるタイプ。
それから、ミケちゃんの斜め後ろの電気屋さんの商品の入っている箱からこちらを眺めてくる、ハチワレちゃん。
今気づいたぞ。そんなところにいたのか!!
我が物顔で箱を使って、数分後にネコおじさんにやさしく追い出されていた。
一段高い商品棚に昼寝するブチくん。
生後一ヶ月で一番やんちゃだったブチくんは、意外にも落ち着いたネコに育った。
全力で前に出てくるのではなくて一歩後ろから他の兄弟達が遊んでる様子を見てから、自分も参加するかんじ。
なんというか、慎重なんだよね。
ここで私は今日まだしろちゃんを見ていないことに気がつく。
いつもならお腹が減っていようがいまいがとりあえず、出てきてピエ~と足元で鳴いているのに今日はこない。
もしかしてオネエさんが昨日連れて帰ったのか?
周りを探してみると商品だなの下の足元にうずくまっていた。
呼びかけても反応がなく、じっとうずくまっている。
毛がボサボサ。元気がない。
通りすがりのネコおじさんに白ネコ病気なの?と声をかけると、
「そうなんだよ~全然食べないし、たぶんもうすぐ死ぬと思う」
と言われてしまった。
クロントムではたくさんねこが生まれて、そしてたくさん死んでいく。
だから、ネコおじさんが冷たいんじゃなくて、ネコが死んでしまうことにみんな若干慣れているところがある。
暑くなったり寒くなったり、雨が降ったり、不衛生だったり、体調崩す要因はいくらでもあるし、みんな餌をあげて名前をつけて呼んでいたりはするけど、結局は野良だから病院にまで連れて行くことはほとんどない。
かわいそうだね。とは思うけど、たぶんみんなネコの面倒をみるほどの余裕もないし、ネコがいすぎてキリがない。
ネコおじさんは平日はほとんどクロントムで野宿してるし。
で、そういう私もコンドでネコ飼えないからとか、猫アレルギーがあるからとか、いつまでタイにいるかわからないしとか、家をあけることもあるからネコ飼えないとか、ありとあらゆる言い訳を並べて、結局いつもよりも様子を見に行く回数を増やすくらいしかしない。
ネコからしたら、お気持ちは嬉しいけど全くなんの役にもたたない状態でしかないのに。
いや、もしかしたらしんどいときにまわりででかいのがウロウロしていてうざいだけかもしれない。
でも私にできることはそれくらいしかない。
ボロボロのシロちゃん眺めていたら、いつもおかしくれる屋台のおばちゃんが通りかかって、
「ああ、ムービン。昨日あんたこなかったでしょう?それでいまきたの?ああ、その子ね。かわいそうよね。たぶんあんま長くないと思う。」
ってやっぱりみんなずばっとたぶんこいつだめだよって言ってくるんだ。
そんなの私も見れば分かるけど!!
そんなはっきり言わなくてもいいじゃないですか!!
いや、このおばちゃんはめっちゃいい人だし、全然悪気ないし、そもそもネコたいして好きじゃないのにそこで屋台をはじめる前から私がその場所で毎週ネコと遊んでるの知ってて、追い払わずにいてくれてるから、それだけで感謝すべきなんだけど。でもさ・・・
「元気ないよね。どうしたんだろ。」
「たぶん、誰かが毒まいたとかではなくて風邪だと思うよ」
「そうなんだ・・・私病院連れて行ってもいいかな。この近くに動物病院ない?」
「あるわよ。そこの前の道を真っすぐ歩いていったヤワラーのあたりに果物いっぱい売っているところあるでしょ。そこを左に曲がると動物病院があるよ。」
「ありがとう、やっぱり心配だから病院連れて行ってみる。」
「ちょっと待ちな!抱きかかえていくの大変だろうからこれにくるんで行きなさい。」
そういっておばちゃんのエプロンをくれた。
これを風呂敷代わりに動物病院まで運んでいく。
ありがとうおばちゃん!!
運んでいく途中にシロちゃんがハッと気がついて暴れる場面が何度かあったけど基本的には弱っているのでおとなしかった。
googleマップを見ながら進んでいったけど、一見動物病院に見えないような建物だったし、前に屋台がいっぱいあったからmap見てなかったら通り過ぎてたと思う。
「すみません。ネコが調子悪いんですけど・・・」
古ぼけた院内。
でも動物の匂いとかはしないし、不衛生な感じもしない。
お客さんは誰もいなくてとても静か。
カウンターに35~6のお兄さんがいて、私に声をかけてきた。
「どんな症状?」
「元気がなくて、ご飯食べないらしいです。あと目やにとか鼻水とか。」
「いつからこんな状態?」
「わかんないですけど、先週は元気でした。」
「?いつから飼ってるの?」
「飼ってないです。毎週見に行ってて、今日すごく元気ないから連れてきました。」
「そうなんだね。分かった。じゃあ、これに記入して」
渡された用紙は問診票みたいなものだったけど、外国人の私に理解が難しい項目もあったようで、いくつかの項目で上からボールペンで英語が書き加えられていた。
そこだけ書けばいいらしい。
飼い主の名前、住所、電話番号、それから飼い猫の名前。
名前、、、どうしよう、、、とりあえずSHIROと書いた。
私が問診票を書いている間にシロちゃんは体重を測定したりなんやら色々して、別室に連れて行かれた。
それで私は座って待つように言われた。
たぶん10分程待って、シロちゃんと看護婦さんが戻ってきた。
鼻水と目やにで固まった顔や、汚れた手足をふいてもらって、きもちキレイになって戻ってきた。
まだまだ汚れてはいるけど、弱ってるしたぶんそんな念入りにできなかったんだと思う。
看護婦さんから「明日また来てほしいんだけど来れますか?」ときかれ、
「仕事があるので難しいです。」と答えた。
病院に行けばやってくれることを病院に行かない代わりに自分でやらなくてはならない。
・一日2回朝と夕方1週間毎日薬をあげてください。このスポイドで0.25です
・よわっていてごはん食べないと思うので、柔らかいごはん(つまりチュールのようなもの)を口の横の隙間からゆっくり流し込んでください。
・もし、来週良くならなかったらまた連れてきてください。
この3点を言われた。
他にもなんか色々言われたけど、私にはわからなかったから、んん?なに?書いて?といったら
カウンターのお兄さんが突然日本語で「カラダ、ヨクナイ。」みたいなことを片言な日本語で説明してくれてけど、
さして重要なことではなかったらしい。
日本語喋れたんですか!?と聞くと、「スコシ」と言っていた。
これで診察は終了。
薬と薬用のスポイド、餌用のスポイドをもらって510Bだった。
とりあえず診察は無事に終わって、治らなかったら来週も来てねくらいのテンションだったからクロントムのみんなが言っていたみたいに死まで秒読みという状態ではないんだと思う。
もしかしたら私がそこを読み取れなかっただけかもしれないけど。
私がネコを飼えない理由が山のようにあるけど、とりあえず朝晩2回薬をあげるという大役が私にはあるので連れて帰ることにした。
すみません、なんでもいいんですけど連れて帰るのにダンボールが欲しいので1つ分けてもらえませんか?
とお願いすると、ちょっと待っててくださいね!と言ってチュールが入っていた小さなダンボールを1つガムテープで補強してくれた。
小さな箱だったけど、小さなシロちゃんにはちょうどよかった。
ここの病院の人はみんな感じよくてよかったです。
BTSは手荷物検査で絶対引っかかるだろうなと思ったので、タクシーにのって帰ろうと思ったけど、オンヌット?300でどう?みたいなドライバーしかつかまらなくて、そうこうしてたら家の前を通る25番が来たからそれに乗った。
バスは揺れるし、けっこう大きな音がするから心配だったけど大丈夫だったみたい。
家について箱を開けるとシロちゃんはどこやここ!?ってキョロキョロしてたけど、やっぱり疲れているみたいですぐに寝た。
服を入れていたプラスチックのケースにTシャツをひいて、その上にシロちゃんをのせた。
私はネコを飼ったことがないので、トイレのしつけとかってどうやったらできるんだろうとか考えながら、散らかっている部屋を眺めた。
必要なものを揃えないといけないし、わからないことを調べないといけないし、部屋を片付けないといけない。
これからしばらく忙しくなりそうだ。
Twitterがちょっとだけバズった話【アユタヤ2/3】
ソンクランはアユタヤに行ってきました。
アユタヤはバンコクからそんなに離れていないけど、行くと旅行気分になるので楽しいですね。
実は6年ぶり2度目のアユタヤだったんですけど、6年も経つと初めてきた場所のように新鮮な気持ちで過ごすことができました。
アユタヤトリップ気軽に行けるしいいですね。
これからはもっとちょこちょこいこうかなって思っています。
さて、本題ですよ。
アユタヤ旅行中楽しいことが色々あって、このアユタヤ旅行は3部作になる予定なんですけど、その2つ目Twitterがちょっとだけバズった話をしようと思います。
私Twitterを細々とやってまして↓
①ネコがかわいい②ガパオが美味しい③チムチュムに来たよ
っていうなんの役にも立たないことばかりのをBOTのようにそればかりつぶやいています。
で、私のツイートなんていいねも5とかしかつかないしリツイートもほぼされないんですよ。
ちなみにアユタヤ旅行の時はフォローワー400人くらい。
それがありがたいことにたくさんリツイートしていただいて1.6万リツイートと2.8万いいねしていただきました!常に携帯のディスプレイにTwitterの通知が出ているっていう!!もう2度とこんなことはないと思うのでこれはブログに残しておかねばと思いました。
ちなみにツイートはこちら
日本語ステッカーがかわいかったので、こっそり写真撮ってたら、裏からおじさん出てきて「なあ!これ日本語おかしいんだろ!!どこが間違ってるのか教えてくれよ!!さあ、書いて!!」と、懇願されてしまった。たぶん散々日本人がふふってなってるんだと思うんだけど、個人的にはなおしてほしくない pic.twitter.com/lbxlX24zOq
— 浦島ムービン (@muuubin) 2018年4月12日
たぶん、タイに住んでる人はこんな場面5マンと出くわしてて、なんでこれがこんなにいいねされているんだって思っていると思うんですよ。
それね、私も同感です。
たまにバズってるツイートの中にこれそんなに面白いか?っていうのあるじゃないですか?
なんでこれが?っていうやつ、それ本人が1番思ってますから!!
私としては同時進行でやっていたパッタイ探しとかの方に反応してほしいな~とか思いました。↓これ
私の発言に対してそもそも反応されることがないので、ネガティブなことを言われたらどうしようとブルブルしてたんですけど、概ねポジティブに受け取ってもらえたみたいでよかったです。
実はちょっとあこがれていた
「〇〇編集部です。こちらを記事にしてもよろしいでしょうか?」
という連絡も頂いていくつか記事にしていただきました。ご連絡頂いたメデイアの方々
ググったら連絡もらってないところでもまとめられてたけどそれはそれでいいか。
Twitterでのみんなの反応とかはこちらでまとめていただきましたが、
一応私が本家なので本家の私しか知らない情報も混ぜておきますね(゜o゜;
いらっちゃいませ完全版
アユタヤに到着してホテルにチェックイン。
私は水掛けまつりの前にどうしてもやらなくてはならないことがありました。
それは6年前に食べた最高にうまいパッタイを探し出すこと!!
もう気分はひとり探偵ナイトで意気揚々とゲストハウスを出たらすぐのところにトゥクトゥクが止めてあってちらっと見たら「いらっちゃいませ」とおおきく書いてありました。
思わず2度見して、スマホで写真を撮っていると影からおじさんが出てきました。
(Twitterにはおじさんと表記したんですけど、あとでよくよく考えるとまだおじさんと言うには若いかもしれない。たぶん35くらい。私が30だからおじさんと呼ぶにはちょっと若いかな・・・いや、そもそも30の私もおばさんだから・・・やっぱりおじさんでいいかもですね。)
「なあ!これ日本語おかしいんだろ!?どこが間違っているのか教えてくれよ!!さあ書いて!!」
「でも見たら分かるから直さなくてもいいと思うよ」
「いや、おれは知りたいんだよ。何が間違っているのか。さあ書いて!」
「え・・・そう?じゃあ書くよ。私あんまり字がきれいじゃないから読みにくいかもしれないけど・・・」
『いらっしゃいませ』
「なるほど!このLみたいな文字を使えばいいわけだな!!分かった!分かった!あ、そうだ、ついでに教えてほしいんだけど、これはどういう意味なんだ?疲れましたね、みたいな意味って聞いたんだけど、それどんなときに使うの?」
トゥクトゥクの前方にまわると『おつかれさまっ!』ってかかれたステッカーが貼ってあった。
おじさんは日本が好きなんだな。
「うん、疲れたねみたいな意味で合ってるけど、日本では仕事が終わって帰るときとかにこの言葉を使うよ。つかれたねっていうかバイバイみたいな意味で使ってる」
「なるほどね!わかったよ!ありがとう!ところでトゥクトゥク乗っていく??」
「いや、ちょっとこの辺ブラブラしたいからまた今度乗せてよ。」
「OKじゃあまたよろしくね~」
というのがTwitterに書ききれなかった完全版いらっちゃいませです。
おつかれさまを説明しろと言われてもなかなか難しいですよね。。
お疲れ様をもうちょっとうまく説明できる人がいたらぜひコメントでおしえてください。次回からそれ使います。
おじさんのトゥクトゥク
↑これおじさん、ある時通りかかったら変なお面かぶってた笑
アユタヤに行く予定があって、おじさんにあってみたいという方ぜひおじさんのトゥクトゥクに乗ってみてください。
お客さん増えたらおじさんもきっと喜ぶはず!!
私はトゥクトゥク使わなかったけど、滞在していた5日間、毎日世間話してたしソムタム食べる?って分けてくれたり、おすすめの観光地教えてくれたりすごくよくしてもらったので、ぼったくられるとかはたぶんないと思います。
ちなみに教えてもらった観光地はここ!
วัดพระงามคลองสระบัว
タイ人の間でインスタスポットとしてはやってる、いい感じのお寺の門(ただし寺自体は普通)。
場所はこの辺
街から少し離れた森の中にあるんですけど、私が自転車で行ったときには野良犬に追いかけられたりしたのでトゥクトゥクで行くのがおすすめです!!
あと、道が悪いのでチャリパンクしました!
やっぱトゥクトゥクで行くのがおすすめですよ!!
ちなみにおじさんはいつもセブンのむかいの角のこの辺にいます。地図だとセブンの左の道をはさんだ向かい側。
最後に①ネコがかわいい②ガパオが美味しい③チムチュムに来たよのゼロインフォメーションBOT状態の私のツイッターに興味があるという稀有な方、もしおられましたら私のTwitterフォローしてみてください(´;ω;`)
第三部 象がやってくるソンクラン水かけ祭りに行ってきた!!編につづく
クロントムの野良ネコ定点観測記録2018年7月4週目【土曜日のネコたちへ】
今日は仕事休みでダラダラと家のことやって、それからクロントムにやってきたらもう20時前になっていた。
結局こんな時間になるなら仕事行った方がマシだったなって思う。
そういうわけですっかり日の暮れたクロントムネコスポット。
ネコスポット入りするとやっぱり最初にやってくるのはシロちゃんだった。
先週、シロちゃんを連れて帰ろうかなって言ってたオネエさんがいたので、もしかしたらもう今週はいないかもしれないと思っていたけど、今週もちゃんといました。
先週の話↓
ただ、今日はそこそこみんなおなかいっぱいみたいで積極的に集まってくるというよりは通ったついでにチラ見しておくくらいのテンションでちょっと悲しい。
道端にチキンがいっぱい落ちていたからたぶんチキンおじさんが来たあとなんだと思う。
お母さんが通りかかったけど、今週もまだお腹が大きかった。
そろそろだと思ったんだけどな~たぶん来週にはもう生まれてそうな気がする。
明日5時起きのため、滞在1時間ほどで家に戻りました。
お気に入りの写真たち
今日の4匹集合写真
耳にかみついてちょっかい出すブチくんと華麗に無視するシロちゃん
今日も距離を取りつつ私を監視するミケ氏
虫を捕まえようとするブチくん
通りすがりのおじさんにビビるルー
ねこあつめ
おなかいっぱいハチワレちゃん
クロントムの野良ネコ定点観測記録2018年7月3週目【土曜日のネコたちへ】
今日は昼からクロントム入りした。
先週、最近ネコをかわいがっている扇風機屋のおばさんいないねって屋台のおばちゃんに言ったら、
「あんたが来るのが遅いからもう帰ってるだけで、毎日いるよ」
って言われたから早めにいって扇風機屋のおばちゃんに会おうと思った。
ネコスポットに行くと4兄弟がそろって棚の上にいて、ハチワレちゃんがころころと寝返りをうって甘えてくる。
なでたら頭を押し付けてもっとやれアピール。
この子はこんなに人懐っこかったか?
ミケちゃんは触っても逃げなくなった。
クロントムの三毛猫にしては珍しく人になついた三毛猫に育った。
扇風機屋のおばさんが今日はまだいて、おばちゃん久しぶりーって行ったら私のことは忘れてしまったのか塩対応だった。
で、子猫大きくなってかわいいね~って言ったら、ハチワレちゃんをなでながら、
「この子はね、ドゥーソーンて名前なの。あなたドゥーのこと覚えてる?かわいがってたよね。」
もちろん覚えています!なんなら未だに待受はドゥーの写真です!
ドゥーというのは前にも何度か書いたことのある私が勝手にクロントムさんって呼んでたネコのこと。いつもこうやって座って通りを眺めてた。
それの2号だからドゥーソーンらしい。
つまりハチワレちゃんはクロントムさん2号!!
で、おばちゃんはドゥーソーンとブチくんの2匹に首輪をつけているから、きっとこの2匹がお気に入りなんだ。
「おばちゃん、じゃあこっちのでかいネコは?」
そうブチくんを指さして言うと、
「その子にはまだ名前がないのよね~でも三毛猫はスアって名前にした。」
首輪の有無と思い入れは必ずしも比例しないらしい。笑
それから立入禁止の旗で遊ぶ子猫を眺め、気がつくと屋台がどんどん閉まり始めた。
ルーも出てきた。まだ眠そう。
時間が遅くなればなるほど元気になるネコたち。
19時をすぎると日が沈んで子猫達はみんなどこかへ行ってしまった。
どうもみんなチキンおじさんスポーン地点でチキンおじさんが現れるのを待っているらしかった。
そこには座るところがないので、私が抱きかかえて、座れるところに連れて行って撫でようとしてもみんなすぐにチキンおじさんスポーン地点に戻っていく。
たぶん、みんな今日チキンおじさんが現れる日だって分かっている。
平日や日曜も私はたまに来てネコを見ているんだけど、土曜以外ではこんなことはない。
どうやって今日が土曜、もしくはチキンおじさんが来る日だって分かるんだろう。
人がいっぱいで賑やかな日にはおじさんがくるって思っているのか、それか体内時計的なものがあるのか。
ネコ達がみんなチキンおじさんのことばかりなので、私も仕方なく一緒にチキンおじさんを待っていたら、どこからともなくやってきたアマゾンコーヒーのTシャツを着たお兄さんがシロちゃんを抱き上げて(というか首根っこをつかんで)このネコはお姉さんの?と聞いてきた。
仕草がちょっとくねくねしている、この人はお兄さんじゃなくてきっとオネエさんだ。
「いや、私のじゃないよ。好きだから見てるだけ」
「そうなんだ、このネコ持って帰りたいんだけど、誰かに言ったほうがいいかな?勝手に連れて帰ったら心配されない?」
おいおいマジか!!
シロちゃん連れて帰るの?
この人で大丈夫?
ネコの扱い雑だし。
でも毎日ご飯もらえるほうがシロちゃん的には幸せかもしれないし。
「たぶん、大丈夫なんじゃないかな~・・・」
といいつつも、私の中にはものすごい葛藤がある。
この人よりも私のほうがよっぽどシロちゃんへの愛はある。
でも、結局コンドだし、家を長くあけることもあるし、猫アレルギーだし、とか色々理由つけて連れて帰らない私にほんとに愛があるといえるのだろうか。
いや、言えない。
そんなことを一人で考えている間にもアマゾンコーヒーのオネエさんは、自分がサイタイマイに住んでいて~とか、クロントムは物価が高いとか、なんでネコ好きなのにネコ飼わないのとか色々勝手に話している。
悪いけど私はキミの個人情報よりもシロちゃんと私の関係を考えるほうが大事なんだ!
「友達と待ち合わせてるんだけど全然来ないんだよね~ちょっと携帯借りてもいい?お金払ってなくて止められちゃってて」
とりあえず、オネエさんの財力が心配だ・・・
「携帯貸してくれてありがとう。ところでお姉さんなんて名前?へぇ~ムービンていうんだ。ちょっとセブン行ってくるからここで待ってて!ね、絶対だよ!待ってて!」
そういって嵐のようにやってきたアマゾンコーヒーのオネエさんはここにいろと言い残して嵐のように去っていった。
ここにいろと言われた私はそろそろ自分のご飯を買いに行こうと思っていたところで、
別にアマゾンコーヒーのオネエさんを待つ必要もないんだけど、
入れ違いでシロちゃんを連れて帰ったあとに私が戻ってもうシロちゃんとは一生会えないとかだと寂しいし、
仕方ないのでその場で待機することにした。
それから30分くらいはそこにいたんだけど、結局アマゾンコーヒーのオネエさんは戻ってこなかったしご飯を買いに行った。
戻ってきてもやっぱりシロちゃんはいたし、たぶんアマゾンコーヒーのオネエさんは戻ってこなかったんだと思う。
帰ってきて、チキンおじさん待ちのネコを眺めていたら、チキンおばさんがスポーンした。
いままでおじさんしか見たことなかったけど、チキンおばさんもいるんだな。これはレアだ。
ネコたちはガツガツとチキンを食べ、お腹いっぱいになってようやくスポーン地点を離れ、私の周りで遊ぶようになった。
またしばらくして、ハチワレちゃんがすごいスピードで走っていったと思ったらチキンおじさんが来ていた。
さっきのチキンおばさんと、チキンおじさんは無関係の人だったらしい。
他のネコも一斉にそちらへ向かっておじさんがチキンをまいていたけど、
もうみんなお腹がいっぱいだったみたいで、
ちょっとかじって食べるのやめたりしてた。
ハチワレちゃんは一人でガツガツ食べてた。
昼からずっとここにいて私の猫アレルギーが限界を迎えたので今日はこのへんで帰ることにしよう。
来週シロちゃんいなかったらどうしよう・・・
また来週~!
動画もいっぱい撮ったから後でしれっと作業用ネコ動画を追加するかもしれない・・・
お気に入りの写真たち
爪を研ぐシロちゃん
ピッタリの1マスで待機するシロちゃん
シロちゃんは幼少から変わらない。↓
ピッタリの1マスに待機する白ネコ pic.twitter.com/XfsgNldfMa
— 浦島ムービン@一級ネコおばさん (@muuubin) 2018年4月28日
今週も美しいハチワレちゃん
歩いてたら無防備が落ちてた
シロちゃん目ヤニが徐々に治りつつある
たまにやってくるひょうきんなネコ
ビニール紐と遊んでいてうっかり寝てしまった天使
インスタ映えを考慮してくれるミケちゃん
私を萌え殺しにかかるハチワレちゃん
4匹が一枚の写真に収まるのはけっこう貴重。ここにも性格出てる
クロちゃんとルーはいつも一緒
クロントムの野良ネコ定点観測記録2018年7月2週目【土曜日のネコたちへ】
今週は土曜の夜にこれなくて、日曜日の夕方にやってきた。
ネコスポットに入るとシロちゃんがピエ~っとないて私に向かって走ってきた。
で、それを聞いてすのこの下で寝ていたハチワレちゃんとミケちゃんが出てきた。
なんと!!ハチワレちゃんに首輪がついているではありませんか!!!
つい驚いて
「首輪・・・どうしたん!!」
と日本語で話しかけてしまった。誰かが飼ってくれてるんだ!!って嬉しい半面、私のハチワレちゃん、もう私のものではないのね・・・(私のものになったことなんて一度もない)と複雑な心境になってしまった。
ずっと片思いしていた友達に彼女できてたみたいな。
「へ、へぇ~!!そうなんだ!おめでとう・・・」みたいな心境です。
で私がそうかよかったね~とか言ってる間も、シロちゃんは私の足元をピエ~って鳴きながらうろうろしている。
そうこうしていると屋台のおばちゃんが通りかかって
「あら、ムービン今日は土曜じゃないわよ。なんできたの?」
と声をかけてきて、
「おばちゃん!!この首輪誰がつけたの?誰かが飼ってあげてるの?よかったね~!!」
って言ったら、
「ああ、ちがうちがう。それ扇風機屋のおばちゃんが家で余ってるの持ってきてつけてあげただけだから、別に飼ってるわけではないよ。欲しかったら持って帰ってもいいよ~。」
と言って去っていった。
なんだ、そういうことか。また残念だなって思う気持ちと不謹慎にも良かったなと思う気持ちと半々で複雑な気持ちになった。
というか、今日はシロちゃん、ハチワレちゃん、ミケちゃんはすぐに発見したけど、ブチくんだけが出てこない。どこ行ったんだろう。
今度は電気屋のチョイワル風の兄ちゃんが通りかかって、でかい猫あっちにいるよって教えてくれた。
ブチくんはでかい猫ってよばれているのか。まあ、確かに誰がどう見ても他の兄弟より一回りも二回りもでかい。
すでにクローズされている扇風機屋のカウンターの上で寝ているブチくんが寝ているのを発見!
なんとブチくんにも首輪がついていた!!!
扇風機屋のおばちゃんはハチワレちゃんとブチくんがお気に入りなんだな。
こんなに人懐っこいシロちゃんよりもブチくん?マジで~とクラスの誰それかっこいいよね、え~私はなんとかくんのほうが好きみたいなのを一人で脳内でやった。
話題にあげてないですけど、ミケちゃんもかわいいですよ!
最近子供たちと距離を置いているお母さん。
どうもまた妊娠しているらしくて今は少し離れた場所に隠れている。
覗き込むと出てきたそして撫でさせてくれた。
お母さん、キミはいつもそんなんじゃないだろ!!逆に怖い・・・
屋台のおばちゃんたちもみんな切り上げていったので持ってきていた餌をあげる。
遅れてミケ氏が私のは?と不満げにこちらを見てくるので、子猫の食べていたやつの残りをあげた。
子猫達はえ、それあげんの?って顔をしてたけど、ミケ氏は無愛想でいろんなものをもらいそびれてる不器用なところが結構かわいいので、あげちゃう。
ミケ氏はのこってたご飯をちょろっと食べて、少しは満足できたみたいで私のカバンの上に座った。
さっさと立ち去らずに私はオマエのカバンが気になってるだけですよっていう顔をしながら私と子猫が遊ぶのを遠くで眺めているんです。
不器用。かわいい。
それで、ブチくんもカバンが気になるみたいなんだけど、ミケ氏が怒るから覗き込んで様子を見てる。
完全に出遅れたルー。袋を見つめて文句を言う。次はもっと早くきなさい。
お腹いっぱいの子猫たちは、おいかけっこをはじめた。
この角を挟んで飛びついたり逃げたり。
シロちゃんは全く興味が無いようでしばらく私の横でその様子を眺め、その2匹を飛び越えて屋台の棚の上に登って眠りについた。
シロちゃんは小柄だし、あまり元気に走り回ってるところは見たことがないけど、他の兄弟が何度かチャレンジしても登れなかった棚の上にひょいと上がった。小柄だけど、病弱とかそういうわけではないみたい。ただぼんやりするのが好きな性格なんだろう。
後ろ回し蹴りをするハチワレちゃん。
やる気のないミケちゃん。
ブチくんのセクシーポーズ。
どの角度から見てもかわいいのに、ブサイクに撮れたハチワレちゃんの逆奇跡の一枚。
いい子なシロちゃん。
1週間分のネコ分をチャージして私はまた1時間かけて家に戻るのでした。
また来週~
あまりにネコたちがかわいいので撮ってた動画くっつけたらただネコが10分間遊んでいるだけの作業用ネコ動画(作業できない!!)が出来上がりました。
なつかしの味を求めて 6年ぶりにアユタヤに行ってきた【2018ソンクラン3部作】
タイの観光地といえばアユタヤを思い浮かべる人も多いと思います。
タイに5年も住んでいるくせに私は一度しかアユタヤに行ったことがありません。
しかもその1回はタイに住んでからではなく、タイに住む前に一瞬バックパッカーだった頃の時代のことでした。
2018年ソンクラン私はアユタヤへ再び行ってみることにしました。
アユタヤにはなんと世界一おいしいパッタイがあるんです!←私調べ
そのパッタイにはトマトが入っていているのがとても印象的でした。
言ってしまえば邪道ですよね。こんなのパッタイとは認めないって人もいるかも知れないけど、衝撃的なおいしさでした。
それまで私はカオサンロードの道端パッタイ屋が出してくれるパッタイがパッタイだと思っていたから、なんというか全く別物で驚きました。
このパッタイはアユタヤで泊まったゲストハウスのお母さんが作ってくれたもので、レストランとかタイ料理やさんのものではありません。
アユタヤで過ごした3日間ほとんど毎食そこのパッタイを食べました。
旅で残り10日ほどをタイで過ごし、色々な街でパッタイを食べてみましたが、そこのゲストハウスを超える美味しいパッタイには出会うことができませんでした。その1年後、私はタイで暮らすことになり、そこからさらに5年間タイで生活していますが、それを超えるパッタイには未だに出会えていません。
そういうわけで、ハードルが上がりに上がっている中で私は今回なつかしのマイベストパッタイを探しに行くことにしたのでした。
ソンクランにアユタヤに行く目的は水掛けまつりへの参加ではありません。
あくまでマイベストパッタイを見つけることです。
もうかれこれ6年も前のことなのでゲストハウスの場所もゲストハウスの名前も覚えていません。覚えているのは市場が近かった気がするというくらい。残っているのはゲストハウスの写真。
アユタヤにつけば何となくたどり着けるかもしれないけど、アユタヤに行くまでに目星だけでも付けておきたい。
写真を見るとなんと私はゲストハウスの看板を写真に収めているではないですか!!
PUGUESTHOUSE?ネットで検索するとたくさんの情報が出てきます。
ただ、なぜか建物が黄緑色。
なんかこれじゃない気がする。でも、建て替えたのかもしれないし・・・プールの写真が載っているけど絶対建て替えたとしてもプールなんてない気がする。PUじゃないのか!?だったらこのゲストハウスはどこなんだ・・・
もう一度写真をよく見てみると矢印があってこの先にPUゲストハウスがあるよっていう看板だった。ということはここはPUゲストハウスから40Mのところにある別のゲストハウス?グーグルマップを拡大していくとto-to houseというゲストハウスが出てきました。写真を見ると・・・これだ!!私が泊まっていたゲストハウスはto-to houseというゲストハウスというらしい。
私は全然関係ないゲストハウスの看板を思い出として写真におさめていたみたいです。せめて自分の泊まっているゲストハウスの名前くらいはちゃんと分かっていようぜ。6年前の私・・・
■アユタヤ到着後
地図を見ながらおそらくここだろうっていうところまで歩いていきます。ほんとにここがアユタヤか?私が6年前に来たアユタヤとなんか全然違う気がする。というか、あ!ここ懐かしい!!知ってる知ってる!!みたいな記憶に残っている部分がまるでないんですよね。その当時アユタヤが洪水したあとで活気がなかったのも関係あるかもしれない。
きっとこの角を曲がってまっすぐすすめばtotoに着くはず!!
あった!!ここだ!!間違いなくこのゲストハウスだ!!
でもゲストハウスに人影はない・・・
しばらくゲストハウスの奥を覗き込んだりしていると、おじさんが通りかかって声をかけてきた。
「どうしたの?」
「パッタイが食べたくて!!」
「それならあっちの店で食えるぞ!あっちだ!」
いや、そうじゃない私が食べたいのはパッタイではなくてここのゲストハウスのパッタイなのだ!!A padthai ではなく the padthaiなのだ!
ちょっと聞き方が悪かった。おじさんが行ったあともモジモジとゲストハウスの前で誰かが来るのを待っていた。
またしばらくするとおねえちゃんが通りかかった。これを逃すともうだめかもしれない。
「すみません、私この人探してまして・・・この人いますか??」
そして印刷してきた写真を渡す。
「ああ!この人ならいないよ。あ、いないっていうのは今いないっていう意味で、この人の娘ならいるからよんであげる。ちょっとまってて!」
なんと!!!お母さんいるらしい!!そしてしばらくすると出てくる娘さん。たぶん23~4ってところだろう。
「どうしました??」
「実は私6年前にここのゲストハウスに泊まっていて、毎日ここのパッタイを食べていて今日はパッタイを食べに来たんですけどこの方おられますか?」
「今シャワー浴びてるから5分くらいで来ると思います。ちょっと座って待ってくださいね!」
待っている間なんだかめちゃくちゃ緊張した。
昔会ったことのあるおばちゃんに会うのにも緊張するんだから、生き別れの兄弟とかを番組で探してもらうのって胃に穴があくほど緊張するに違いない。
そしてお母さん登場!!
階段から降りてきたお母さんは誰だこいつ?という顔をして首をかしげていた。
「すみません、突然お邪魔して。実は6年前に旅行でここのゲストハウスに泊まってて、お母さんのパッタイがすごく美味しかったからもう一度食べたくて来ました。これその時に撮った写真です。」
「そうだったんだ!!あなた太ったわね。私も太ったけど!!」
「そうですよね!!もう6年も前の話なので・・・お母さんのパッタイすごく美味しくて、今まで食べた中で一番美味しかったんですよ。実はその旅行の1年後にタイに来て今はバンコクで働いています。」
「今バンコクにいるの!?だからそんなにタイ語がしゃべれるのね」
「そうなんですよ!6年前に来たときはタイの旅行の3日目で私はサワディーカーとコップンカーしか喋れなかったんですよ!!だから私はアロイが美味しいだって意味も分からなくて、お母さんが私がパッタイ食べてる横でいつもアロイマイ?って聞いてたから、私はアロイマイがおいしいって意味だってしばらく勘違いしてたんですよ!!今はあの頃よりはしゃべれるようになりました!」
「うんうん、そうなんだね!!その時のことは覚えてないけどそうだったんだね!!」
そうなんだよ。私がアロイという言葉を覚えたのは実はこのゲストハウスで(間違って覚えたから正確にはここではないけど)、それをタイ語で説明できるのがすごく感慨深かった。
お母さんと6年前と今の話をしていたらお母さんの知り合いが通りかかるたびに
「このこうちのパッタイが忘れられなくて6年ぶりにたずねてきたのよ!」
と紹介してくれた。お母さんもちょっと誇らしげに見える。
「さて、ムービン。パッタイ食べに来たんだよね!?今から作るんだけど、作り方教えてあげるから自分でやってみる??」
「いいんですか!?おねがいします!!!」
不意にはじまる料理教室。
「普通のパッタイはこの野菜を入れるんだけど、うちで作ってるパッタイにはトマトやキャベツをいれてるの。ファランはそっちのほうが好きみたいだから。たぶんあなたに出したのもそれよね?」
「はい!トマト入ってたの覚えてます!!トマト入ってるの珍しいなって思ってました!!」
「じゃあまずはこれを切って、量はこのくらい。こんなかんじで・・・」
そうして出来上がったパッタイがこちら!!
こんなだったか!?すごく具だくさん!!私が作ったから!!
私これ大好きなんだけど、たぶん一般的なパッタイとは味も見た目も全く別物だなって思いました。
名前つけるならパッタイファランと言ったところか。
おいしい!大好き!パッタイファラン!!
もうパッタイ食べたしアユタヤに思い残すことはありません。←まだ水かけてない
第二部 Twitterがちょっとだけバズった話編につづく